老いていく親が重荷ですか。: ブッダから学ぶ、正しい介護との向き合い方とは

老いていく親が重荷ですか。: ブッダから学ぶ、正しい介護との向き合い方とは の詳細

高齢化が進むこの日本の中で、介護と向き合う人も増えています。それに伴い、介護に悩む人々も増えているでしょう。エゴの意識だけを成長させてきてしまった私たちには、相手に慈しみを持って接する『介護』などはとても不安の多い事と思われます。そのため、この本のタイトルのような『親の介護を重荷に思う』人は私も含めて、たくさんいらっしゃると思います。この本の凄いところは、介護にまつわる様々な人間関係の問題に対応しているところ。『親の介護』と一言でいっても、義父、義母の場合もあるし、親と確執のある人、介護を巡って浮き出る夫婦の問題等々。それらを全て１から見直させてくれます。さらに、自分自身が介護をされる側になった時にはどう考えれば良いか、その心構えも教授してくれます。介護をする人、される人。そして、死にゆく人、その死を見送る人。全ての立場の人たちにその言葉が届きます。こちらの本、介護と言う具体的な問題への対処を通す事で、実は人生をより良く生きる為の方法も見せてくれている気がします。そのまま、普通の生活にも応用が効きます。難しい言葉を使うことなく具体的に綴られているので、たくさんの人に読んでもらいたいです。